気候と地形
地中海性気候、葡萄の生育期に雨が少ない。干魃は問題になるが、菌類病の問題はフランスのどこよりも少ない(ナチュラルの生産者も多い)。
ミストラルやアルプス越えの北風トラモンタンによって、東西の両端は気温が低くなる。
周辺山麓の丘陵地帯(内陸)は冷涼、水捌けがよく高品質なブドウが育つ。
プロヴァンスは多くの丘陵で分断されており、この丘陵がミストラルから保護し、気候や土壌に多様性をもたらす。

ぶどう品種 
グルナッシュ(温暖な気候を好むため、沿岸部で多く栽培される。
シラー(比較的冷涼な気候を好むため、周辺の丘陵地帯で多く栽培される。
カリニャン(タンニンと酸が高い。古木から高品質なワインができることもあり。)
サンソー
ムールヴェドル
メルローカベルネソービニヨン(IGP)
シャルドネソーヴィニヨンブラン
ヴィオニエ
ピクプール(爽やかな高い酸味と緑系果実や柑橘の風味) 

AOC
ラングドック地方
 コートドルシヨン(日照量が多く風が強い。最良の畑は北部、ヴィラージュと呼称)
 ミネルヴォワ(マシフサントラル(山)の斜面。立地によりばらつきがある。最良の畑はラ・リヴィニエール)
 IGPのペイドック(ラングドック全体をカバー。成功の要因は、多様なぶどう品種の栽培が許可されていること、温暖で日照量の多い気候のため、円熟したフルーティーなワインを大量に生産できる)

プロヴァンス(ロゼ)
 バンドル(南向きの段々畑でムールヴェドル主体。フルボディ、力強いタンニン。瓶熟後はキイチゴ、肉、リコリスの風味。