SNSの一人旅グループに張り出されていた、世界で一番長い、歩ける道というのがあります。
南アフリカのケープタウンから、ロシアはオホーツク海に割と近い街、マガダンまで歩ける、というもので全長2万2千キロあるそうです。
その間17カ国を渡り、1日8時間歩くと計算して587日かけて歩き切ることができる、というものです。IMG_3993

旅していて痛感したGoogleマップの欠点は、
坂道や高低差を考慮しないこと

危険な道かどうかがわからないこと
の2点です。
坂道はともかく、危険さについて話します。
例えばブラジルの大きな街にはファベーラというスラム街が点在しており、そこに近づくか迷い込むのは犯罪に巻き込まれる可能性が高くなります。
Googleマップが提案する経路は、単に道を案内するだけなので、ファベーラの中を突っ切ったりする可能性があります。
このマップを見ると南アフリカから南スーダンやら不穏なところを突っ切ることになっています。
危険なのは人間だけではなく、野生動物の可能性もあります。
アフリカはもとより、ロシアの何もないところでは熊やらなんやらが出てきます。
なのでこの道を使うと野宿の可能性も大いにありますが、それもかなり危険です。

どうしてもこの徒歩旅をやりたい人は武器を持って使える状態にすることと、信頼できる仲間が必要だと思います。
よくアフリカ縦断した女子大生とかが、ホステルでひっかけた男の子をボディーガードがわりに旅するとか聞きますが、ホステルにいたというだけの人が本当に信用できるものでしょうか。
私は旅の間は基本的に自分しか信用してないので、仲間を連れるなら旅してない時に知り合って、せめて何度か会ったことのある人でないとちょっと怖いです。


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