アマゾンジャングルツアーには、ジャングルの中で一晩過ごす、というアクティビティがあります。
ハンモック、蚊帳、調理器具と食べ物を持って森の中に向かいます。
頭の中でGuns n' Rosesの歌がシャナナナナナナナと流れます。

森の中にはちょっと開けたキャンプ用の場所が用意されており、ハンモックをはれる木も用意されています。
しかし野生動物がいないわけではありません。
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この夜のご飯は鳥の丸焼き。
こんな場所でたべる鳥は別格の美味しさでした。
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この日は別のサバイバルツアーの人たちもここにいて、その人たちは4日間丸々ジャングルの中で過ごすようでした。
しかも食料はジャングルの野生動物を調達するという徹底ぶりで、ガイドさんは銃も持ってました。
この日はカイマンを捕まえてきたので、我々も少しおこぼれに預かりました。
ワニは以前にも食べたことはありましたが、それよりさらに魚みがある味で、とっても美味しかったです!
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ジャングルの夜明けは鳥や動物の声で目覚めます。
ホエザルの声や大型のインコの鳴き声が聞こえてきてとても良いです。
長袖を着ていましたが、夜は少し肌寒く感じました。
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イグアスのホステルで同室になった、一人旅をしているイラン人の女の子がいました。
彼女はモスクワからキューバに飛び、それ以来1年以上南米をヒッチハイクで旅しているそうです。
彼女はペルーのアマゾン流域の村に来た時、素敵な森を見つけたから一晩そこで寝ようと思いついたそうです。
昼間は素敵でも夜は流石に怖かったけど、とりあえずマットレス的なものを一枚地面に敷いただけでテントもなしで寝たそうです。
着ているのは薄いノースリーブのワンピ1枚だったそう。
するといろんな虫やらなんやらが彼女の上を走り抜けていったそうです。
翌朝ものすごい蚊とかいろんなものに刺されて、片足が腫れ上がって歩けなくなり、1週間その村に滞在したそうです。
今回自分がジャングルに来てみて思ったけど、ツアーじゃなければそんなことしてはいけません。
マジで怖いし、ガイドの人は万が一のために銃すら持参するレベルです。
彼女は今まで見た中で一番イカれた旅人でした。
今はブラジルをヒッチハイクしてるはずの彼女の無事を心から祈ります。

アマゾンジャングルツアーの記事はここまでになります。
記事に書いた以外にも、ジャングルをトレッキングしたり、先住民の人の家を訪ねたり、写真には撮れなかったけど野生動物をたくさん見て、いろんなアクティビティがありました。
これだけ盛り沢山で、ご飯も宿泊もついて一人1100レアル(ガイドにチップは別で渡しました)はお手頃だと思いました。
4日以上のロッジ滞在も可能だそうですが、4日でアクティビティは1周するようです。
天候不順でできないことがあったときのために、5日くらいで余裕を見るのもいいかもしれません。
蚊に刺されまくる私にとっては死の森ながら、そこにあるのは強烈な生でした。