グーグルマップを見ていたら見つけた、コカ博物館。
なんと入場無料でした。
早速キマってきます。
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昔々あるところに、めちゃくちゃ綺麗な女の人が現れました。
彼女はアンデスの村々を旅して回っていました。
彼女の美貌、絹のような肌や髪はみんなを虜にしました。
彼女が訪れた村の男はみんな彼女を好きになり、骨抜きになりました。
彼女はコカ、と名乗りました。
あるときこの話がインカの皇帝の耳に入りました。
村が荒れるほどとあっては皇帝が何もしないわけには行かず、彼女を捉えるよう命令しました。
彼女は一度行った村を再訪することはなく一筆書きで旅していたので、捕まえるのは困難を極めました。
やっと捕まった彼女ですが、捕まえた役人も、それを命じた皇帝も、彼女の虜になってしまいました。
しかし皇帝は心を鬼にして彼女の処刑を命じました。
彼女が埋葬されたところからは、変な植物が生えてきました。
それがコカである、というのが伝説です。

コカはインカの生贄の儀式でも使用されました。
インカでは生贄の時は血を流したりするのではなく、主に子供を神の宿る神聖な山の上に供物として置いてくる、といったものでした。
子供はコカの葉や、トウモロコシで作ったチチャという酒で朦朧とした状態で、頭を殴られたり、そのまま山の上で眠らせて凍死させたりしました。
こちらの博物館にはそうやって生贄になった10歳くらいの子供のミイラが飾られています。
皮膚もしっかり残っています。
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コカは一種類ではなくコカの中にも種類があるようです。
この葉っぱはコカの葉占いに使われる、などの記述がありました。
コカの葉占いについては別記事で書きます。
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博物館でもありましたが、古来からコカの効能を増幅させる為、石灰が使われてきました。
これはその石灰入れだそうです。
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こちらはコカの乙女。
前述のコカの女性の話とキリスト教の教えが合体してしまったものだそう。
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インカやインカ以前の文明では、頭蓋骨に穴を開ける開頭手術が行われていました。
頭痛をなおしたり、戦いの怪我を治したりするのに使われていたそうです。
コカはこの時麻酔として用いられました。
この手術を受けた多くの人が生き延び、頭蓋骨が再生した跡がみられます。
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こたらはコカ製品。
コカを漬け込んだり色々やったお酒たちです。
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これもコカ製品。
チョコやらお茶やらが売られています。
お酒もチョコもお茶も、ここの博物館の売店で買うことができます。
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