おそらくメキシコを代表するのかもしれない肉料理、モーレ。
モーレの主な材料は、メキシコはオアハカ原産のカカオ、つまりチョコレートと、メキシコ料理のシンボル唐辛子です。
そこに東洋のスパイスであるシナモンや胡椒が入り、とってもエキゾチックな味の肉料理が完成しました。
チョコと唐辛子って味の想像がつきにくいかと思いますが、みりんと醤油だと思ってください。
これで多少想像しやすくなると思いますが、モーレはメキシコの甘辛照り焼き的ポジションです。
チョコと唐辛子って味の想像がつきにくいかと思いますが、みりんと醤油だと思ってください。
これで多少想像しやすくなると思いますが、モーレはメキシコの甘辛照り焼き的ポジションです。
スペイン人がメキシコを征服した際、このモーレのレシピを考案しました。
シナモンや胡椒など東洋の材料、くるみなどヨーロッパの材料をミックスすることで、この料理がここで流行れば良い交易相手となる、と目論んでのことでした。
モーレネグロ(5人分くらい)
材料
鶏肉 5人前
☆以下ソースの材料
トウガラシ(アンチョネグロ、ムラート、パスィージャ) 各100g(トウガラシと、塩昆布で代用できるか?)
トマト 500g
砂糖 80g
レーズン 30g
アーモンド、くるみ、ピーナッツ、ごま 各30g
チョコレート(今回はミルクなしの砂糖入りチョコレートを使用。日本では適当に普通のチョコを使って良い) 30g
胡椒 3粒
シナモンスティック 1
オレガノ 小さじ1
塩 大さじ1
玉ねぎ 4ぶんの1個
にんにく 5かけ
バナナ 半分
食パン8枚切りを半分くらい
作り方
まず事前に鶏肉を1.5リットルの水で煮込んでおきます。
煮汁は捨てないようにしてください。
これがトウガラシ3種類。
いずれも乾燥させてはあるけど、レーズン程度のしっとり具合です。

こちらがナッツ類、香辛料類。
もちろん殻があれば除いて測ってください。
まずトウガラシを割き、中の種を出して捨てます。
種が辛いのでちゃんと除きましょう。
トウガラシをフライパンで焼きます。
パリパリサクサクになるまで両面じっくり焼くのですが、これが時間かかります。
量も多いので、オーブンでやれば、と思うかもしれませんが、そうすると匂いで目がヤバいくらい痛くなるそうです。
玉ねぎの比じゃないらしいです。
焼けたらトウガラシをお湯に浸します。
お湯に浸すというより、弱火で沸騰させないくらいで煮込む、という感じが正しいです。
するとトウガラシの味が移った水が出来上がります。
トマトと玉ねぎも柔らかくなるまで炒めておきます。
その後、全ての材料と鶏の茹で汁を2カップほどミキサーに入れて滑らかになるまで回します。
多い場合は数回に分けてミキサーにかけます。
こちらはホストの方。
ミキサーがない頃は、この石のやつでゴリゴリしていたそうです。
ミキサーにかけたものは、ザルくらいの荒い網目のもので濾し、鍋に移します。
最後は手で絞るようにしていました。
こちらのご家庭では濾したカスはお庭の肥料にしていました。
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