ロンドン中心部、トラファルガースクエアにあるナショナルギャラリーに来ました。
地下鉄だとチャリングクロスが最寄りです。
なんだか地名がいちいちハリポタ臭がして、わたしは大好きです。

このナショナルギャラリー、すごいところは特別展以外無料なところです。
ゴッホやゴーギャン、ラファエロにミケランジェロがタダで見れます。
もうほんと、これまでいくら美術館に費やしてきたのかと。
大英博物館も自然文化博物館も全部無料で、ダテに物価と税金高くないなと。
その恩恵に預からない手はありません。

海外の美術館あるあるですが、まずこの建物が素敵です。
IMG_7114

この絵の前では、ガイドの練習をされている方の、説明の練習を聞かせていただきました。
これはアリアドネ(左端)がミノタウルスの迷宮から生還した後、島においてけぼりにされて(アリアドネの横の船がそう)、酒の神バッカス(黒くて蛇まみれの人)の求婚を受けるところ。
バッカスの前を歩くのは、まだ子供のサテュロス、この行列の後方にはぐでんぐでんに酔っ払ったサタンがおり、これが悪酔いを表現してるとか。
アリアドネの星の冠は、アリアドネの頭上に描かれている。
といったもので、バッカスがいる絵を説明してもらえてなんだか嬉しいなと思いました。
IMG_7113

こちらは有名な怖い絵。
成り行きで女王にされてしまったティーンエイジャーのジェーングレイが殺される寸前の絵です。
IMG_7115

ゴッホのひまわりとか糸杉とか。
IMG_7116
こういうヨーロッパの農村を描いた絵を今までなんの思いもなく見てきましたが、ヨーロッパを回った今なら、この奥の畑が米じゃなくてぶどうか麦作ってるとか、ここの風の香りとか、いろんなものが思い浮かびます。
むしろ懐かしいとすら思えます。
IMG_7118

この同じ夕日か朝焼けは、シャモニーの朝焼けひ照らされたモンブランと同じ色でした。
やっとこういう絵が素敵な美術館に飾られる訳がわかるようになってきました。
IMG_7119

もっとありますが、これ全部無料です!
イタリアで数百ユーロほど美術館に払ったけどここは全部無料です!!!
もう行かない手はありません!