今日もAOCソシニャックの貴腐ワイン用ぶどうの収穫の続きをやってきました。
昨日の影響で背中、お尻、内腿がバキバキに痛いけど、収穫作業をしているうちに慣れてきました。
そして何故か痛みがマシになりました。
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本日は圧搾機を見学しました。
圧搾機もいろいろ種類があるようで、こちらで使用されているものは下のビニールの部分が風船のようにせり上がってぶどうを押しつぶし、ステンレス部分から果汁が出てくるというものでした。
しかもこれには果汁の量を測る機能まで付いてて、すごいなぁと感動していました。
もちろんこちらもナチュラルのワイナリー、圧搾時の亜硫酸添加はありませんでした。
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生産者のチエリさんが飲ませてくださったのは、昨日収穫したぶどうの絞り汁!
タンクで一晩寝かせて不純物を沈殿(デブルバージュdébourbage)させた上澄みなので、既に金色の貴腐ワインの色をしています。
チエリさんの甘口ワインは飲み口スッキリなのが特徴だそうで、ぶどうだとは信じられないような甘さ(糖度は18度)でありながら、口の中が粘りつくようなことはありませんでした。
貴腐ワイン独特の蜂蜜というかアプリコットのようなまろやかな香りは発酵後にしかでないようで、まだありませんでした。
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そうやって楽しんでいるうちに本日収穫分のぶどうを絞り始めました。
最初は収穫時に潰れたぶどうから出た汁のため、不純物が多く写真のように濁っていますが、圧搾を続けるとだんだん先ほどの黄金色に近づきます。
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そうしてできたワインがこれ!
これは2004年ヴィンテージで、琥珀色になっており、色がかなりいい感じです。
樽熟成は約1年だそうです。
発酵してもとっても甘くてさらにスッキリしていて、グビグビ飲めちゃうんだろうなあと思います。
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AOCソシニャックと書かれています。
この頃はソーヴィニヨングリとセミヨンだけでなく、ミュスカデの木もあったそうです。
日本だとこんなレアなアペラシオンはほぼ手に入らないので、飲むのがとっても楽しみです!!
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Special thanks to Château le Payral for all this amazing experience!