こちらは今ステイさせて頂いているワイナリーのご近所さん、同じくナチュラルワインを生産されているChâteau le Payralにおじゃましました。
こちらではAOCソシニャック、甘口の白ワインの収穫をお手伝いさせていただきました。
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ワイン造りにピジャージュという棒で果実を突いてタンクに沈める作業があります。
通常赤ワインなら棒らしい棒で突くのですが、今回は貴腐ワインでほぼ干しぶどう化しているため、特殊なピジャージュ用の棒を使用します。
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こちらは生産者のチエリさん。
チエリさんに直接ご説明頂きながら今年収穫してまだもう少し発酵中のメルロー100の赤ワイン(というか果汁)を試飲させていただきました。
タンニンがほぼないスムースな飲み心地で、完成がとても待ち遠しいです。
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続いては現在もう少し発酵中の白ワイン果汁の試飲です。
白ワインはソーヴィニヨンブランで作っており、果汁を絞った段階で空気にたくさん触れさせて酸化させたものと、空気にできるだけ触れさせず樽詰めしたものとを試飲しました。
果汁はまだまだ甘いながらも、空気に触れさせた方がさわやかなソーヴィニヨンブラン感が出ており、大変興味深いです。
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さて、ここからは収穫の様子です。
通常ワイン用ぶどうの収穫はヴァンダンジュVendangeと言いますが、貴腐ワインの収穫は、選ぶ、という意味のTrieというそうです。
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午前中はソーヴィニヨングリという品種の収穫でした。
こちらは果皮がピンクっぽくなっており、白い果汁が取れるため、グリと呼ばれます。
この子達は甘口の貴腐ワインにするためめちゃくちゃ熟れてるから、すっごいあまくて美味しいです。
葉や蔓が多く、ぶどうのなっている軸を探すのが大変でした。
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午後からはセミヨンの収穫。
セミヨンは典型的なボルドー周辺の貴腐ワイン用品種で、この地域の川から発生する霧に乗じて、灰色カビ菌というのがつきます。
通常これはぶどうの病気なんですが、この菌によるぶどうを干しぶどう化させる作用を利用して、ぶどう一粒一粒の糖度を上げていきます。
写真のぶどうの黒いところがカビ菌がついているところです。
白いところもすでに甘く、糖度は13度くらいあるのですが、黒いところは23度近い糖度になっています。
この糖度はそのまま発酵後のアルコール度数のポテンシャルになります。
このぶどうはたわわに実っており、例年よりも良い出来のようです。
収穫するのも、房が露わで葉っぱが少なく蔓に絡まっておらず、ソーヴィニヨングリよりも作業が楽でした。
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収穫はこんな感じでかがみながらやります。
人によって楽な姿勢があるかと思いますが、前回こんな感じで1日やって背中がバキバキに痛くなったので、今回は膝から曲げるようにしたところ、内転筋やお尻の筋肉にもキュンキュン効く始末。
なかなか良い筋トレになります。
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午前中だけならまだしも午後も収穫、午後は2列か3列刈って私は体力が限界を迎えました。。
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最後に、こちらはお昼に頂いたもの。
果汁の水分が多い場合、発酵前に水分のみを取り除くろ過という作業をします。
この水はそのぶどうのろ過したもの。
ほんのりぶどう感があり、ウゾやラクのようなぶどうの蒸留酒をすごく薄めたような、清涼感のあるお水でした。
こんなもの通常飲めないので大変興味深く頂きました。
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