フランス南西地方の甘口ワインのAOCにモンバジャックというのがあります。
そんなモンバジャックワインを作るのがモンバジャックシャトー。
そしてその建物は歴史的にも価値があるため、観光用に一般公開されています。
まず知っとかないといけないのは、ここはワイン造りを見学するところではなく、歴史を学ぶところです。

モンバジャック城が見えてきました。
IMG_6626

横に広がるのはぶどう畑。
品種はセミヨンという白品種、貴腐菌という菌がついてレーズン状になるのを待ちます。
そうしたぶどうを絞ることで、量は少ないながらもとっても濃厚な甘ーい果汁がとれます。
この果汁を発酵させることでできるのが、甘口ワインのモンバジャック。
食前酒とかで良く飲まれています。
IMG_6627

ここでカピカピになってるぶどうは、、うどん粉病だそうです。
葉っぱが白くなるだけではなく、病気が進めば実までこんな風になるとのこと。
ここまではソムリエ教本にも載ってなかった!
IMG_6628

入場料は7.5ユーロです。
IMG_6630

場内にはいろんな展示があります。
風刺画家の絵、マクシムドパリのメニューの挿絵を描いて有名になった画家、有名な喜劇俳優、などなど、日本人にとってはマニアックかもしれないフランス人がここに居たようです。
IMG_6633

現代アートもいくつか展示されています。
IMG_6637

地下はワイン貯蔵庫になっていたり、かつてワイン造りに使われていた道具が展示されています。
ワイン造りの道具は今もあまり変わっていないのが驚きでした。
IMG_6635

さてさて、城の出口付近には試飲ができたりするところがあります。
やっぱ甘口ワインは美味しい!
ソーテルヌよりスッキリ目なのが特徴、とのことです。
IMG_6638

ワインはそもそもフランスだとこんなお値段で買えるんです。
そして全部試飲できます。
IMG_6639

こちらはモンバジャックワインのお値段。
日本で買うよりとってもお手頃!
IMG_6640
IMG_6642