イラン南部のペルシャ湾沿岸では、かつての日本と同じで、魚をもりもり食べるそうです。
また、交易が盛んだった影響で、インドからタマリンドが伝わり、イランでも多く栽培され、使われるようになりました。
そんなお魚とタマリンドを使った料理がガリエマヒです。
ガリエ、というのがスープ部分を指し、マヒ、というのが魚のことだそうです。
例によってめちゃくちゃ煮込みます。

まずガリエを作ります。
以下全て弱火!
玉ねぎを粗みじん切りにし、炒めます。
ニンニクも2個ぐらいスライスして入れます。
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火が通ったらターメリックと塩コショウを入れ、さらに橋が焦げるくらいまで炒めます。
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タイム、コリアンダー、フェヌグリークのみじん切りを入れ、よく炒めます。
この時点でヤバいい匂い。
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トマトソースとタマリンドを用意。
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このタマリンドを4分の3ほど使い、水に入れてよく揉み、タマリンド水を作ります。
タマリンドは新大久保とかで見つかります。
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野菜を炒めてる鍋にタマリンド水をザルで濾し入れます。
ここから煮ること約1時間半から2時間!
味見して塩コショウで味を調整してください。
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その間にお魚、マヒを作ります。
こちらで使ったのはクロアジモドキというお魚。
青魚でした。
大きめのアジやヒラメとかタラとか、ムニエルに向いてる魚がオススメです。
小麦粉に塩コショウとターメリックを混ぜ、油で揚げ焼きにします。
両面焼いて、余った油はガリエにジュッと流し入れ、よく混ぜましょう。
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ガリエをお魚にかけて完成!
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ご飯はディルとそら豆のご飯、バガリポロです。
そら豆と米を別々で茹で、おこげを作るために一緒に鍋に入れて蒸し揚げます。
最後にディルを振り混ぜます。
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このガリエマヒ、お魚だけではなくエビで作るバリエーションもあるそうです。
個人的にはチキンもいけるかなと思っています。