マレーシアには中国各地の民族が暮らしており、客家もその一つです。
客家は元々台湾の民族のようです。
マレーシアで食べる客家料理は大変美味しく、脂っこくにんにくがガンガン容赦なく効いており、大変味わい深いです。
豚の角煮だとか、芋団子を甘辛醤油系のタレに絡めたものだとか、いちいち食欲を刺激してきます。
そんな基本こってりイメージの客家料理の中で異色なのが、このレイチャ。

レイチャは基本的にはお茶漬けです。
台湾本場かどこかでデザートにしているというのも聞いたことがあります。
このブログではただのお茶漬けですが、お好みでネギとか色々トッピングすることも可能です。

このレイチャの汁の部分は、ハーブペーストです。
お茶っ葉、ピーナッツ、その他ハーブ類10種類以上をすりばちに入れてガンガンペースト状にします。
このすり鉢の棒に、グアバの木を使うのが味的にも棒の耐久性的にもミソなよう。
そのペーストをお湯に溶いて汁にします。
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汁をご飯にぶっかけて完成。
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こちら大変あっさりしており、まるで日本のお茶漬けです。
しかし、ピーナッツの香ばしさや、色々なハーブ類の香りが複雑に絡みあい、大変香り高く美味しいスープになっています。
もう、知らない材料が多すぎて、香りから材料を当てることは私にはほぼ不可能です。

このレイチャ、20世紀に入ってからの戦争中に生まれた料理のようです。
ある時疲れた兵士達が村にやってきましたが、その村にも兵士達を労うことができる栄養のある食事を提供することができる状況ではありませんでした。
そんな時にハーブや薬草、薬効に詳しい老人が、このお茶漬けを作ることを提案したのが始まりだそうです。
健康に良いメニューなので、このレイチャを頂いた友人のお父様は、レイチャを食べ続けることで、体の不調がかなり良くなったとのこと。

こちらのお店はもうすぐ閉めてしまうようで大変残念ですが、クアラルンプールにはまだいくつかレイチャやさんがあるそうです。
マレーシア旅は食い倒れなので、是非これで胃袋を休めてください。