カツレツ、というとトンカツのようなものを思い浮かべることが多い日本人、しかしこれがロシアクラスタだとまた事情が変わってくる。旧ソ連圏においてカツレツを定義しようとすると、「炭水化物系と肉を合わせた料理」と定義するのが正しいのではないか。
①ロシア風カツレツ
材料や見た目はハンバーグとほぼ同じだが、炊いた米をまぜ、肉汁を吸わせる。
肉と米の割合は1:1、その他は刻んだ玉ねぎやニンジンなどを肉に混ぜ、焼く。
肉と米の割合は1:1、その他は刻んだ玉ねぎやニンジンなどを肉に混ぜ、焼く。
②キエフ風カツレツ
チキンを揚げたような見た目で、ナイフで切ると中からバターソースがトロっとあふれる。
バターソースはバターとハーブ(ディルやイタリアンパセリ)を混ぜて作る。
チキンはささみか胸肉を使用し、薄くたたいてソースを巻くか、穴をあけるように切ってソースを詰め込む。
外側にはパン粉かセモリナ粉をまぶして揚げる。
チキンを揚げたような見た目で、ナイフで切ると中からバターソースがトロっとあふれる。
バターソースはバターとハーブ(ディルやイタリアンパセリ)を混ぜて作る。
チキンはささみか胸肉を使用し、薄くたたいてソースを巻くか、穴をあけるように切ってソースを詰め込む。
外側にはパン粉かセモリナ粉をまぶして揚げる。
③ジョージア風カツレツ
材料や見た目はハンバーグとほぼ同じだが、パンを混ぜて肉汁を吸わせる。
日本のパン粉のような乾燥したものではなく、硬めのヨーロッパ式のパンに軽く水を吸わせて柔らかくしたものを細かくちぎって肉に混ぜる。(日本のパンは柔らかいので、食パンなどであればそのままちぎればよい)
肉とパンの割合は2:1程度。その他、刻んだ玉ねぎやニンニク、刻んだパクチーを混ぜて焼く。
付け合わせはマッシュポテトにするのが定番、カツレツ自体にはトケマリソースという、梅に似た味のソースをつけていただく。

材料や見た目はハンバーグとほぼ同じだが、パンを混ぜて肉汁を吸わせる。
日本のパン粉のような乾燥したものではなく、硬めのヨーロッパ式のパンに軽く水を吸わせて柔らかくしたものを細かくちぎって肉に混ぜる。(日本のパンは柔らかいので、食パンなどであればそのままちぎればよい)
肉とパンの割合は2:1程度。その他、刻んだ玉ねぎやニンニク、刻んだパクチーを混ぜて焼く。
付け合わせはマッシュポテトにするのが定番、カツレツ自体にはトケマリソースという、梅に似た味のソースをつけていただく。

①と③でミンチ肉を使う場合、ロシアでは炊いたお米と、ジョージアなどコーカサス地方ではパンと肉を合わせて混ぜ合わせ、ハンバーグのようにして焼き上げる。
一方②のウクライナ方面のキエフ風カツレツでは、肉でバターソースを包み込み、パン粉的なものをつけて揚げる。日本人の考えるカツレツにまだ近いのはこれではないだろうか。
カツレツイタリア編に続く…
カツレツイタリア編に続く…
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