酔う子のユーラシア大陸お散歩ログ

ソムリエで料理研究家の酔う子が自由気ままに世界で飲み歩く様子をお届け

このスープはCaldo Gallego、巡礼者向けメニューで提供されました。
白インゲン、じゃがいも角切り、キャベツを柔らかく煮込み、牛乳のコクを足した感じでした。
レシピを検索するとハモンだとかベーコンなど肉を入れているようでしたがこれはそんなことなくて、もっと優しい感じでした。
ポルトガルのカルドベルデの変化系だそうです。
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Pulpo a Feira、ガリシア地方といえばこのタコとじゃがいもとパプリカ、塩とオリーブオイルだけで味付けしたシンプルながらとっても美味しい料理です。
日本で食べたこともあったのですが、こちらのは生タコをさっとゆでなのかグリルなのかしているのみで信じられないくらい柔らかかったです。
たこ焼きはこれを見習え。

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Pimento de Padron、このししとうの素揚げの塩だけかけたやつです。
パドロンっていう品種の名前になってるようですが、巡礼のときのサンティアゴ一歩手前の一番大きい街の名前がPadronで、そこからきているようです。

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セブレイロチーズのはちみつがけ。
セブレイロはフランスの道のSarria一歩手前の山がある街の名前、きっとそこの名産なんだと思います。
巡礼について調べたおかげですっかり地名に詳しくなりました。
だいたいヨーロッパで地名がついてるやつは間違い無いです。
濃厚なフレッシュ系のクリームチーズっぽい感じで、これでチーズケーキとかつくったらめっちゃ美味しそうだと思いました。
はちみつもなんか知らんすごい濃厚で美味しかったです。

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ワイン!
お酒飲んだら眠りが浅くなるので巡礼中は控えめにしてました。
リアスバイシャスのアルバリーニョはすごくフルーティーな香りでさすがでした。
このワイン2.5ユーロ、タコ14ユーロでなんかこの国全体的に酒がめちゃくちゃ安いのでは。
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巡礼の街には至る所にご接待メニューの看板があります。
ペレグリーニョというのがスペイン語で巡礼者という意味です。
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これはTuiで食べたペレグリーニョメニュー、ビールついてます。
これで13ユーロだから2000円くらいです。
これ毎回食べるわけにはいかないので、スーパーでパンとかサラダ買ってる日が大半でした。
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これは別にペレグリーニョメニューじゃないけどO Porrinoのバルで頼んだもの、パンが3.5ユーロ、肉のプレートが7ユーロくらいでビール込みで13ユーロでした。
なんかこの国酒が安い。
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一番すごかったのは田舎すぎてスーパーがないCrusesでのアルベルゲ併設のレストランのペレグリーニョメニュー11ユーロ。
まずスープが鍋できます。
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その次がこれ、チーズ入りのハムカツと大量の脂っこい米。
ここにお水とデザートのみかんもつきました。
ペレグリーニョメニューは総じてガッツリのようです。

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アルベルゲは巡礼者向けの宿のことです。
Albergueという綴りからもわかる通り、フランス語のオーベルジュと似た語源と思われます。
スペインには公営アルベルゲというものがあり、だいたいちょい大きめの街に20キロ感覚くらいの距離感で配置されています。

探し方はこれ




これはレドンデラのアルベルゲ、歴史的建造物でしかも街のど真ん中っていう贅沢ポジションでした。
街からちょっと外れたところにあることもあります。
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公営アルベルゲは予約不可、先着順です。
だいたい一泊10ユーロ、これより安い宿は見たことがないです。
13時オープンなんですがだいたい私は11:30-12:00くらいの1-2番目に着いてました。優秀。
ちなみにチェックアウトは8-9時くらいでかなり早いですが、みんなだいたい7時くらいには出ていきます。
ここで出会う人たちはだいたい自分と同じくらいの速さで歩き、同じくらいの値段の宿に泊まります。
別々に出発しても道のどこかで会うこともあるし、また同じ宿になる可能性もかなり高いです。
マジで旅の仲間です。笑顔であいさつして気持ちよく接しましょう。
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中はこんな感じで二段ベッドが基本です。
シーツは使い捨てのをくれたりくれなかったりします。
掛け布団はないから寝袋をこの上に敷いたり、シーツがある日は寝袋を広げて掛け布団にしたりしました。
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下の段に寝た時の落書きがエモい。

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充電できるところもちゃんとあって、公営の宿はだいたいこれ、下にUSB刺すとこあります。
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Wi-Fiあります。
使い方はこちら




トイレシャワーはもちろん共用、時々シャワーの仕切りすらないところもあります。
私が泊まった限りではシャワーはちゃんとあったかいお湯が出ます。
トレッキングシューズは部屋の入り口で脱がされるからまじでビーサン持ってけ。
洗濯はコインランドリー置いてるときもありますが、だいたいは服洗う用のシンクがあるので手洗いします。
体も服も洗えるよう石鹸はホテルでもらえるちっさいのではなく、フルサイズのを持っていきましょう。
干すところはだいたい外でこんな感じであります。
パンツとか靴下とか落ちやすそうなものがあれば洗濯バサミを持参しましょう。
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ここまで聞くと普通のホステルっぽくて敬遠する人もいるかもしれませんが、基本的にみんな目的は巡礼です。
だから人が何日も滞留することはありません。
ヨーロッパの安宿ってほんとやばい人が時々住み着いてて、そういうやつが治安を悪化させてるわけですが、巡礼宿はそのタイプの人がいない(私は見たことがない)ためかなり安全です。
公営アルベルゲは怪我や病気などがない限り連泊は禁止です。
巡礼者はバックパッカーみたいな世捨て人とは違い、老若男女問わずいて普段の旅行でこんな安宿に泊まらない人も多そうで、人と接するときの距離感も良く、アルベルゲのマナーもかなりいいです。
お金を出して私設アルベルゲに行けばそりゃあ個室のお部屋もあるとは思いますが、一度くらいこの空気を味わってもいいと思います。

マナーはいい、しかし虫はいる。
ベッドバグまじで対策してください。
靴にも虫除けかけてください。

ご飯は完全に館内飲食禁止のアルベルゲもあれば、調理器具が揃っているところもまちまちでした。
レンジも湯沸かし器もない覚悟はしておいた方がいいです。

じゃあ何食べるかというと、スーパーにパスタサラダみたいなのが売ってて、これフォークもついてるし、わずかな動物性タンパク質も入ってるし、これで3ユーロです。
これだけじゃ量は足りないからパンとかりんごとか食べるけど節約したい人にはおすすめです。
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レストランとかでは巡礼者ご接待メニュー、ペレグリーニョメニューというのがあるところもあります。
だいたいすっごいガッツリしたものが多いですが、確かに割安(8-13ユーロ)です。
この日はこれとスープ(鍋できた)、デザートにみかんまでくれました。
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