カツレツという料理は世界中にありますが、それらが国や地域によって調理法に差があります。
前回のカツレツ旧ソ連編の続きです。
イタリアにおけるコトレッタについては、ワインエキスパート受験の時に勉強しました。
前回のカツレツ旧ソ連編の続きです。
イタリアにおけるコトレッタについては、ワインエキスパート受験の時に勉強しました。
ソムリエ教本に載ってて、重要だといわれてめっちゃがんばって覚えた2つを紹介します。
今回のイタリア編は、隣接している地方にありながら異なるスタイルのカツレツがあり、とても興味深いです。
また前回紹介した旧ソ連圏編との違いはこちらをご覧ください。
ロマーニャ風カツレツ(Cotoletta di Romagnia)
ロマーニャ、とカタカナで書くとローマかな?と思いがちですが、これはヴェネツィアで有名なエミリアロマーニャ州のことです。イタリアの長靴の付け根、膝の裏にあたるところです。
このカツレツは、叩いて伸ばした豚肉を卵液にくぐらせてバターで焼き、上から削ったパルミジャーノチーズと生ハムを乗せます。
肉on肉!
さらにチーズとバターの油!油!!
完全に罪深い食べ物です。
これに合わせるワインは、Sangiovese di Romagnia、IGPです。
サンジョベーゼはイタリアで一番生産量の多い赤ワイン用ブドウで、際立つ酸味が喉をスッキリ通っていくとても飲みやすい品種です。
たまたまこのワインを2000円ぐらいで見つけたのでやってみたところ、サンジョベーゼの酸味がいい感じに脂っこさを消してくれて、とても調子が良いです!
これ以上に重いワインだと何も食べれなくなってしまうし、軽いと水の役割しかしない中、このワイン、この酸味だからこそロマーニャ風の超絶こってりもスイスイ行けてしまうんだと思います。
ミラノ風カツレツ(Cotoletta alla Milaneze)
はい、カツレツの話でした、こちらがミラノのカツレツです。
このカツレツが日本人に馴染みがあるカツレツかと思います!
みんな知ってるミラノは、ロンバルディア州、長靴の膝あたりに位置する州にあります。
大聖堂で有名なミラノで煙突掃除するアニメが昔ありました。
私は単純なので、大きくなったらミラノで煙突掃除したいとか思ってました。
その頃はその練習のためにすっごいお片付けを頑張ってた記憶があります。


大聖堂で有名なミラノで煙突掃除するアニメが昔ありました。
私は単純なので、大きくなったらミラノで煙突掃除したいとか思ってました。
その頃はその練習のためにすっごいお片付けを頑張ってた記憶があります。
はい、カツレツの話でした、こちらがミラノのカツレツです。
このカツレツが日本人に馴染みがあるカツレツかと思います!
使うのは牛肉ですが、これを叩くところまではロマーニャ風と一緒です。
しかし見たらわかるように、めちゃくちゃたたきます。
しかし見たらわかるように、めちゃくちゃたたきます。
そこからは小麦粉→卵液→パン粉とパルミジャーノチーズをまぜたものと順にくぐらせて、油で揚げ焼きにします!
フライって恐ろしいことに油を吸ってしかも目立たなくしてくれるので、ロマーニャ風より些か食べやすいです。
合わせるワインは、Oltrepo pavese。こちらはバルベーラというブドウで作られる、フルボディな赤ワインです。正直これは飲んだことないです!あんまり有名じゃないから酒屋に置いてないから悲しい。
合わせてみたいっていう感想ですみません。
しかし、ロマーニャのような油っぽさは少ない料理のため、華やかな香りを邪魔することなく肉の味を引き立ててくれると思います!