酔う子のユーラシア大陸お散歩ログ

ソムリエで料理研究家の酔う子が自由気ままに世界で飲み歩く様子をお届け

多民族国家マレーシアには、大きくマレー系、中華系、インド系の民族が暮らしています。
それぞれの民族は固まって暮らしており、インド人街、中華街なるものが形成されていたりします。

クアラルンプール国際空港から電車で繋がる玄関口、KLセントラル駅の周りにはインド人街があります。そこにあるわたくしお気に入りのお店がこちら。
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Sri Paandi Restaurant
No. 254, Jalan Tun Sambanthan, Brickfields, 50470 Kuala Lumpur, Wilayah Persekutuan Kuala Lumpur,

こちらは南インド系のレストラン、しかも24時間営業。
着席したらインドのパン類を頼みます。
トーサイ、というのがドーサのこと。マレーシアではなぜかトーサイと呼ばれるようです。
プレーンドーサ一枚1リンギット(約30円)。じゃがいもなどの具材が入ったマサラトーサイになると、2リンギット(70円)を超える高級品。
いったいどこに利益があるんだろう。
まあきょうは贅沢したい気分だからマサラトーサイにしよう。

パン類を頼んだらカレーが来ます。
これが食べ放題!!!!
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開戦。頭の中でゴングが鳴る。
なんだかんだで1番うまいのは左の白いやつ、ココナッツチャツネ。
その次に好きなのはサンバル、右のオレンジのマメカレー。
気を抜いたらバケツ持っていかれるので、片手で白いのを入れ続ける。
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ああうまい。
幸せを噛みしめる、朝8時。
トーサイ2リンギットに対してタクシー代10リンギット払ったけど全然惜しくない、多幸感。


肉骨茶。バクテー、と読みます。
マレーシアを代表する料理の一つです。
多民族国家マレーシアは、大きくマレー系、中華系、インド系の人々が暮らしています。この民族全てに共通するのは、メシが美味いこと。
このメシウマな人々が寄ってたかってご飯を美味しくしている国、それがマレーシア。
コストに対する味を考えた時、ご当地グルメ満足度の高さは、私の中では群を抜いてトップです。

肉骨茶はそんなマレーシアの中華系民族が作り出したものです。
漢字に肉とあるように、メインの具材は肉です。それをたくさんのニンニクと漢方系スパイスと一緒にじっくりじっくり煮込んだのがこの肉骨茶。言わば豚の角煮です。マレーシアやフィリピンをはじめとする地域の豚の角煮文化圏も気になる私。
友達がある日マレーシアから持ち帰った肉骨茶の素により、肉骨茶の虜になってしまい、ひどい時はお弁当が肉骨茶。ほんとオフィスの周りの人たちに申し訳ない(あんまり申し訳なくない)。

肉骨茶が生まれたのは、クアラルンプールから電車で約1時間、Klangという漁師町です。この街に住む屈強な漁師さんたちは、肉骨茶をなんと朝ごはんとして食べて、漁に出るそうです。
なので本場肉骨茶やさんは早朝に行かなきゃ開いていません。
というわけでKLセントラル駅に友達と朝6時半に集合し、いざKlang。

Klang駅。
わりと駅が小さかった。
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駅前はインド系のお店が広がっています。
ここでUBERで車を呼びます。
車は必須です。
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一軒め。
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亜火三美肉骨茶
17 Jalan Angsa, Klang, Selangor

席に着いて注文、注文時には食べたい肉の部位を聞かれます。
わかんないから早く食べたいからお腹すいたから早く持ってきて。とニコニコウンウンしてたら、てきとうに盛ってくれます。

来た。ご飯と食べます。わりとお汁もあっさり目でうまい。。
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このお店から徒歩約10分程度のところ?に2軒目。
毛山稿というお店。
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毛山稿肉骨茶
41, Lebuh Bangau, Taman Berkeley, Klnag

きた。
こちらの方が汁が濃いめで具にしいたけがおります。
うまい、私はこっちの濃いめのが好き。
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毛山稿の近くの売店では、このお店がプロデュースした肉骨茶の素が売られています。
お値段もお安く、料理好きな人へのお土産に超ぴったり!
まあ、自分用やねんけど。

2018年新年早々、言わずと知れた世界一臭い缶詰シュールストレミングを食べる会に行ってきました。
この会の目的は、シュールストレミングのにおいをテントの中で存分に堪能すること。

開催場所は都内某所の公演、テントを張ります。
テント、というか1度しか使えないため、ブルーシートのテントを設営。
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開封する人は、あたし。
30歳の記念にシュールストレミングを開けるの巻。
装備は、ゴミ袋、養生テープ、マスク。
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いざ開封。
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そして缶を開ける時に手をきる展開。
シュール液にまみれる私の傷口。
私はどうなるんだろう(どうもなりませんでした)。
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(臭い。例えるなら公衆便所の隅っこに落ちてるトイレットペーパーを口の中でよく噛んだようなにおい。)
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エラーで写真がアップできませんでしたが、食べ方は以下3種類。
①サンドイッチ
スウェーデン本場ではサンドイッチにするそうです。
魚をウォッカやアクアビットなどの強めのお酒で洗ってから、パンにジャガイモや野菜と挟んでいただくそう。
実際パンも発酵食品なわけで、軽い発酵臭が打ち消しあって非常に食べやすかったです、噛むまでは。
味的にはサバ缶のサバみたいな味なので、においさえ克服できれば本当においしい。
私はサバ缶でいいかな。

②七草がゆ
この日は1月7日でした。
火を通したら匂いが過酷でした。
その匂いに打ち勝てばおいしい。

③ペペロンチーノ
アンチョビの代わりです。味的にはいい仕事します。
しかしやっぱり過熱はあかん。

この日は電車で開催場所まで行ったのですが、帰りの電車で座ってたら、隣に座ってきた子供が「ウエっ」とえづいて逃げていきました。
かなしい。

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