酔う子のユーラシア大陸お散歩ログ

ソムリエで料理研究家の酔う子が自由気ままに世界で飲み歩く様子をお届け

メドックマラソンは、ポイヤック村をスタートし、サンジュリアンを通過して折り返し、またポイヤックをぐるっと回って戻ってきます。
私はサンジュリアンからポイヤックに戻ってすぐくらいに脱落しましたが、それでも見えた景色は絶景ばかり、マラソンに参加しなければ見れないものばかりでした。

ぶどうは収穫前、たわわに実っています。
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360度見渡す限りの葡萄畑は圧巻
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格付けシャトーの畑もこんな感じで見れます。
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十字架がある感じがフランスのワイナリーめいていて大変素敵。
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飲んだワイン、全部は覚えてないけど、忘れないうちに書き留めます。
私は20キロちょっとのあたりで脱落しました。
なぜならそこ(アクサダイレクトの店舗が私設エイドになってた)に食べ物があったから、、食べたら思いのほか胃に染み込んで、もういいか、、と思ってしまいました。

基本的にやはりこういう場で出るワインなので、格付けシャトーと言ってもそこまで美味しいものではありませんでした。
大体2017年くらいのカベルネ主体のワインなので、全く熟しておらず渋みも強く硬いです。

1個目、オーバタイエ、ポイヤック5級。
5級とはいえ格がついてるだけでもすごいことなのですが、出されたワインは硬い。
スーパーでボトル3ユーロくらいのの味がする。
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2つめ、ラグランジュ、サンジュリアン3級。
3級シャトーなんて飲んだことないから一体どんなにやばいんだと思っていたけど、やはりここはマラソン会場。
最初のよりは美味しいけど、これもスーパーで5ユーロ以下の味。
しかし香りはスッと鼻に入ってくる感じで、さすがという感じ。
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3つめグリュオラローズ、こちらもサンジュリアン2級。
味は同上、しかし香りは少し柔らかい。
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3つめ、レオヴィルポワフェレ、サンジュリアン2級。
ここでどうやらなかなか美味しいのを出してくれてたらしい5級ベイシュベルを飛ばしたらしい。
レオヴィルポワフェレは香りも控えめだったような気がします。
私が疲れてるだけかも。
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ピジョンロングヴィルバロン、ポイヤック2級。
ちゃんとしたグラスで出してくれるため、華やかでまろやかな香りがとてもわかりやすい!
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オーバージュリベラル、ポイヤック5級。
これが私が飲んだ最後のワイン、どんどん香りが柔らかくまろやかになってるように感じます。
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格付けシャトーはきっとこれからも日本やそれ以外で飲む機会はあるから、ボルドーにいるうちに格付けされてないシャトーのワインをたくさん飲みたいなと思いました。
道中たしかに格付け畑はいっぱいあったけど、丁寧な仕事をしてそうな、家族経営のこじんまりとしたワイナリーもたくさんありました。レストランで飲んだのも大体がそういった格付けされてないワイナリーのものでしたが、メドックマラソンで飲んだ格付けワインより遥かに美味しかったです。
私はそういうワイナリーを応援したいと思いました。

東・東南アジアから出ると、どのレストランもそこそこうまい、というわけではありません。
知った人にちゃんと聞かないと、結構な確率で残念感があるお店に遭遇します。
個人的には現地の人の意見もいいけど、そこに行ったことのある日本人の意見の方を参考にしています。
やはり自分と同じ味覚で育った人の意見はかなり参考になると思っています。

ボルドーでオススメしてもらったお店のひとつがこちら。
ミニコースは36ユーロからとお手頃価格です。
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日本人の方が働いており、メニューは日本語で読めます!
この国わりとメニューがわからなくて困ります。
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食前酒はソーテルヌの貴腐ワイン!
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アミューズはウズラの卵とキノコ、チーズ入りカヌレも付いています。
ちゃんとコリッとした美味しい枝豆が食べれて満足です!
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白はペサックレオニャン。
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前菜のカニの身とガスパチョ。
お味が繊細で大変美味しい。
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赤ワインも大変薫り高く味わい深く、このレベルのワインが5ユーロで飲めてしまうフランスすごい。
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メインのチキンとアミカサダケのソテー。
アミカサダケのステキなソースはパンに吸わせてがっつりいただきました。
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デザートのチョコムースとアイス。
やはりヨーロッパは甘いもののクオリティが大変高いので、チーズもいいけど私はスイーツに軍配があがるかもしれない。
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フランス人がやっているフランス料理は、わりと豪快なイメージがあります。
これほど繊細なものにはあまり遭遇しません。
コストとパフォーマンス考えても大変良かったと思います!

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