酔う子のユーラシア大陸お散歩ログ

ソムリエで料理研究家の酔う子が自由気ままに世界で飲み歩く様子をお届け

旅先での出会いはいいのも悪いのも引っ括めて大変素敵な思い出になることが多いです。
しかし、このお付き合いを深く長く続かせる場合は色々と気をつけた方がいいかもしれません。

以前旅先で出会った現地の方と恋愛的な意味でお付き合いしたことがありますが、ご多聞に漏れず所謂「価値観の違い」というので半年ほどでお別れすることになりました。

その方は「私と暮らすために日本に行く、そのお金を稼ぐために他国に出稼ぎに行く」と言い始めました。
その人のいる地域の平均月収は正社員で4万円、しかも大学中退だからその人がつける職もほぼなし。しかし他国では月20万円程度稼げると。
よくよく聞いてみると、観光目的だと1カ月まではビザ無しで滞在できる国にそれ以上に不法滞在して不法に就労する、とのことでした。
じゃあもう帰れないじゃん、というと「その国が飛行機代を出してくれて故郷に送り届けてくれるんだ」と信じられない返事。
それって強制送還。。

驚くべきことに、その人はそれをさも良い考えであるかのように言っていました。
当時その人は23歳、いくら若いとはいえやってはいけないこともわからないのか、と私は思い、お付き合いをすっぱり切りました。
これ以上お付き合いを続けて、万が一その人が日本に来て悪事を働き私の名前を出されてしまった時、私の生活にも影響することを恐れたため、友達に戻るとかもなく、その人の家族や友達もまるごと関係を断つことにしました。

後々色々な国の人にこの話をしたところ、彼を理解する人もいました。
場所によっては母国で得られる収入が少ないなどの理由があって、目的達成のためには不法滞在や不法就労はある意味仕方がないものであり、車の少ないところでの信号無視程度の認識しかない地域もあるようです。
法律を守る、という価値観すらも日本人、いや私が育ってきた環境特有のものであり、「たまたま」なんの違和感や疑問を持つこともなく、少なくとも私は今までそうやって生きてきました。

旅行中に必要以上に疑心暗鬼になる必要は無いと思いますが、自分にとっては絶対ありえないことが世界ではまかり通っています。
価値観という言葉に含まれるものが大きすぎます。食が合わないとか言葉が通じないとかの単純な問題ではありません。
警察や法律すら自分を守ってくれない可能性があります。
場合によっては自分の将来がめちゃくちゃになる可能性もあります。

恋愛的なお付き合いに限らず、こういった文化の違いを体験をする人は今後もいると思いますが、そんな時に少しでも冷静に考えられるようにと思い、これを書いておきます。


写真は関係ないけどインドネシアのボロブドゥール寺院。常夏の国の早朝は寒かった。
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ワインエキスパート・ソムリエ試験を受ける皆様、試験申し込みが始まりました。
受けるかまだ迷っている方もいらっしゃると思います。
そういう方はこの本を見るよろし!


本屋さんでまずは立ち読みすればいいと思います。
そうするとどんな問題がでるのか、自分が今どのぐらいのレベルなのかがよくわかると思います。

ワインエキスパートの問題集はよく販売されていますが、過去問はおそらくここだけかと。
しかしこの本私もまだ見ていないので、去年パソコン受験だったあの過去問だいたい数千問がどんな風に掲載されているのかは未知数。

電話帳のようなソムリエ教本600ページ、あと半年ぐらいで丸暗記できる自信がある人は、ぜひやってみたらいいと思います!
私は暗記大好き、お酒大好き、ご飯大好きでおまけにそこそこ言語マニアだから設問のカタカナの響きで大体どこの国の何のことを言ってるのかまで推測できたため、この試験をかなり有利に進めることができたと思います。
全くゼロからのスタートだったらめちゃくちゃつらかったと思います。

うーんやっぱちょっと勉強するだけにしとこう、、、という人はこちらの本がおすすめ!



地図帳で、ワイン産地とワイン好きが知っといて損はない村の地図とか主要な格付けとか、いろいろ載ってます。
ワインのことを何も知らないところから始めた私は、最初の1か月はむしろこれだけでよかったんじゃないかなぐらいです。
何より薄いから持ち歩きやすくて、これ持ってワイン居酒屋ハシゴして、ソムリエさんたち質問攻めにすれば、かなり情報を得られます!
最初は安くておいしいので十分、畑名とかシャトー名なんてわかんなくていいです。

今日もよい酒を!

ジョージアはスパイスやハーブを大変たくさん使用します。
しかもミネラル分豊富な土壌と乾燥した空気が手伝って、スパイスやハーブの香りが際立ち、いつもスーパーで買ってるスパイスとは全く違う香りがします。
クミンなんて本当に別物だし、バジルなんかは乾燥のものでもバジル本来の紫蘇に似た香りが立ち上ります。

そんなスパイス&ハーブ大国ジョージアを代表するミックススパイス、フメリスネリ。
フメリは知りませんが、スネリはジョージア語でスパイス的なものを意味するようです。
このミックススパイス、とっても絶妙な調合で、肉や野菜のうまみを上手に引き出してくれ、また日本人が得意ではないハーブ独特のツンとしたにおいもほとんどありません。

このスパイスの調合レシピは以下

フメリスネリ(ხმელი სუნელი, Khmeli suneli)
バジル
パクチー(葉)
マジョラム
ディル
赤唐辛子粉  これは全体の2%ぐらい
マリーゴールド(サフランで代用可能) 全体の0.1%
イタリアンパセリ
セイボリー
ローリエ
チャービル
ミント
フェヌグリークの新芽

こちらがジョージアで売られているミックススパイス。
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このミックススパイス、お肉と野菜が合わさったときに本領を発揮します。
トマトスープを作るときなんかは、お鍋1つに対して大さじ2杯ぐらい入れます。

今回ご紹介するのは炒め物ですが、フメリスネリがお肉と野菜のうまみを上手に引き出しています。

チャホフビリ(ჩახოხბილი, Chakhokhbili)
材料
鶏むね肉      500グラムぐらい
玉ねぎ       半分
トマト       2個(カットトマト缶なら2つぐらい)
パクチー      1束
バジル       葉っぱ10枚
イタリアンパセリ  1束
ピーマン      1個
にんにく      2かけ
粉唐辛子      大さじ1(辛い物が苦手な場合は控えめにしてください)
フメリスネリ    大さじ2
白ワインビネガー  50cc
塩         小さじ1から始めて調節

作り方
①下ごしらえ:鶏むね肉を食べやすい大きさ(でかめの唐揚げぐらい)に切り、塩、ワインビネガー、ローリエ、フメリスネリ、粗みじん切りにした玉ねぎ、にんにくのみじん切りと一緒に3時間ほどマリネしておく。
トマトはできれば皮を湯剥きして粗みじんに切る。皮をむくのがめんどくさい時は、カットトマトの缶詰を使う(しかもその方が安上がり)。
パクチー、バジル、イタリアンパセリは刻んでおく。
ピーマンはみじん切りにしておく。
②フライパンに油(分量外)を敷いて、①のマリネしておいた鶏肉を一緒にマリネしてた汁や野菜も一緒に入れる。
③肉に軽く焼き色がついたら、トマト、パクチー、バジル、イタリアンパセリ、ピーマン、粉唐辛子を入れる。
④全体にとろみがつくまで約15分ほど煮込み、塩で味を調えて完成!もしトマトの酸味が目立つ場合は、みりん小さじ1~か砂糖ひとつまみをいれてまろやかにしてみてください。


ワインビネガーを漬けこんでそのまま焼くとき、みんな「酸っぱいんじゃないの?!」とよくびっくりされます。
ほんと、全然そんなことないからぜひともやってほしいです!
肉はふわっふわに柔らかくなってるし、味はしみしみです!


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