酔う子のユーラシア大陸お散歩ログ

ソムリエで料理研究家の酔う子が自由気ままに世界で飲み歩く様子をお届け

ペルーではハーブが料理のみならず薬としても多用されています。
市場なんかでは薬草ばっかり売ってる専門店があるくらいです。
そんなペルーの庶民の健康法が、このハーブウォーターのエモリエンテです。
夕方くらいになってくるとどこからともなく現れる屋台。
私はこの場で、あったかいエモリエンテを頂いてきました。
鍋の中では松の葉っぱみたいなのが煮込まれています。
そこにシロップと何か色々出してくれて、このグラス一杯で1ソルでした。
お持ち帰りだと、ビニール袋に入れてストローさしてくれる東南アジアスタイルです。
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ジュースみたいに甘く、嫌味のある草っぽさは全く感じられません。
飲んですぐから体がポカポカして、少し汗ばむくらいです。
クスコでは登山続きでめちゃくちゃ疲れてるので、これ毎日飲んで体を癒そうと思います。

こちらはスーパーでたまたま見つけたエモリエンテの素。
おそらくこれ全部鍋に突っ込んで煮ればできると思われます。
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コカ博物館で見たコカの葉占い、ネットで調べたらなんと見つかりました。
30分で約30ドル、大変有意義な時間を過ごせました!
ここから英語で予約できます。
 

アンデスのおっちゃんがやってきました。
布を広げ、さらに占い用に神様を降ろす敷地を決める布を置きます。
そこにコカの葉を広げ、大地の神様パチャママをはじめとするインカの神様に祈りを捧げます。
この時使う言葉はケチュア語!
インカの人々が使っていた言葉です。
隣ではツアーガイドのお兄さんがケチュア語から英語にしてくれます。
クスコの住人の約20パーセントがケチュア語話者だそうです。
ツアーガイドのお兄さんは、おばあちゃんがケチュア語を話してるのを聞いて覚えたとか。
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祈りを捧げるのに使ったコカの葉から、綺麗なものを何枚か選びます。
占いは選んだコカの葉を放り投げて、その落ち方で運勢を見ます。
葉っぱが裏返しになったり、この黒いゾーンから外に出たらあまり良くない運勢です。
また、葉っぱの付け根と付け根が重なるのもよくないサイン、しかし先っぽ同士だったらいいサインだそうです。
なのでつまりタロットや占星術のような細かいリーディングというより、イエスノーを表すような割と単純なものです。
それに応じて質問の仕方と質問の内容も考える必要があります。
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私は、一般運、旅の運、仕事、お金、恋愛などについて聞きました。
一般運は、なんかあんまり良くないね、って言われているのが映像に残っています。
旅運は問題なし、仕事もお金も問題なし、恋愛はまだまだ先に出会う人と男の子を一人産むとかでした。
映像にはありませんが、一部センシティブな内容も質問したところ、葉っぱがいろんなところに飛んでいったり裏返ったり、思わしくない結果になる部分もあり、質問内容は考えないといけないなあと思いました。

古代アンデス料理教室のメインはこちら、肉料理のパチャマンカ!
時間がかかるため、全行程は見ていません。
レシピは推測を含みます。

パチャマンカ
材料
肉(鳥、ビーフ、豚)
じゃがいも
さつまいも
バナナ
とうもろこし
ワカタイ(シオザキソウ)
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作り方など
ワカタイとはこちら。
柔らかいような、お茶っ葉というかフェヌグリークというかに似たとてもいい香りで、お肉の臭みをとてもいい感じにしてくれます。
コリアンダーを多く使うペルーですが、それは主に沿岸部で、山の方ではこのワカタイをダントツで使うそうです。
ワカタイはネットで検索したら出てくるので、日本でも手に入るようです。
是非一度使って欲しい気持ち!
これを刻み、塩コショウと一緒にお肉にまぶしておそらく3時間くらいは置くんだと思います。
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次にお肉を焼くプロセス。
今回は雨季のためピザオーブンで焼いてましたが、実際は外にあるオーブンで焼きます。
石を熱したところにモノを置いて、この木の蓋を被せて蒸し焼きみたいにするそうです。
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これが出来上がりのお肉!
めっちゃくちゃいい匂いがします!
お味もハーブがものすごくいい仕事をしていて、絶品です!
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こちらは芋とコーンなど。
同じくワカタイが絡まっており、旨味がしっかり染み込んでいます。
コーンはシャッキシャキだし、蒸したバナナは絶品だし、芋はもちろん何にもいう必要がないと思うけどめちゃくちゃ美味しかったです!
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