酔う子のユーラシア大陸お散歩ログ

ソムリエで料理研究家の酔う子が自由気ままに世界で飲み歩く様子をお届け

ペルー一番の観光スポットといえばマチュピチュ、年間5000万人(数字の聞き取り曖昧)くらいの観光客が訪れるそうです。
クスコで最近プロモーションされるようになったのが、レインボーマウンテン、スペイン語ではMontaña de colores と言われます。
こちらは年間4000万(こちらも曖昧)くらいの観光客が訪れるようになった新しい観光地です。
今まで雪に埋もれていた山が、温暖化の影響で下の綺麗な色が露わになったそうです。

このレインボーマウンテンにはツアーでいけます。
だいたい55ソルから90ソルくらいの値段の幅があり、実際何が違うのかはわかりません。
私は泊まっているホテルで70ソル(約2200円)で朝飯昼飯つきのツアーを予約しました。
トリップアドバイザーやエアビーのツアーだと3000円くらいからなので、現地で予約した方がお得です。

朝5時くらいにホテルでピックアップしてもらい、山に向かいます。
向かう途中の景色がすでにめちゃくちゃ綺麗です。
段々畑っぽいところにたくさんアルパカがいました。
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徐々に雪深くなっていきます。
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完全に雪山、ここで標高は4600メートルだとか。
ここから片道4キロほど歩いて登ります。
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しんどい人には馬オプションもあります。
片道60ソル、往復80ソルだとか。
私は途中でギブアップし、30ソルで登ってもらいました。
でも頂上までじゃなくて、途中までです。
頂上までは自力で行かないといけません。
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いつになったらレインボーが観れるのかしら、と思って必死で登ってたら、ここがもうレインボーのはずの場所でした!
それなりに絶景だし、こんな高地で雪山トレッキングなんて貴重だけど、私が求めていたのはこれじゃない!
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本当はこうなるはずでした。
雨季はこうなることもあるらしいです。
ホステルで会った人たちもこんなことは言ってなかったので、おそらく毎日じゃないんでしゃう。。

ヤケクソでリャマ連れたおじさんにお金渡して写真撮ってもらいました。
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雪解け水の中にあったレインボーの破片だけでも撮っておきます、
レインボーマウンテンは鉄分を多く含んだ赤、銅を多く含んだ青、硫黄を含んだ黄色の三色で成り立ちます。
一部混ざったりしていろんな色になってるそうです。
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装備について
今回の登山、スニーカーで登ってる人もいましたが、急な斜面もあるのでトレッキングシューズは是非あった方がいいです。
日本以外の国は道がボコボコなので、トレッキングシューズは普通に歩きやすいです。
今まではマラソンに参加したりしてたのでランニングシューズでしたが、こうやって長く旅する人には格段にコケにくいトレッキングシューズをお勧めします。
私はメキシコシティのmerrellというブランドで買った、2万円くらいのゴアテックス完全防水のやつをはいています。

防寒着はユニクロのウルトラライトダウンと、パタゴニアのテックフェイス(これは100ユーロもしたけどどんな天候にも対応してくれて超優秀)。

登山用の木の杖は貸してくれますが、自前のトレッキングポールを持ってるなら持ってきてもいいかもしれません。
貸してくれたやつは私には長すぎました。
ちなみにマチュピチュは杖禁止のようでした。

雨季なのでレインコートも必須です。
みんな売店でビニールポンチョを買っていましたが、私はいつも持ち歩いているコロンビアの上下セットのレインコートを使いました。

ペルーではハーブが料理のみならず薬としても多用されています。
市場なんかでは薬草ばっかり売ってる専門店があるくらいです。
そんなペルーの庶民の健康法が、このハーブウォーターのエモリエンテです。
夕方くらいになってくるとどこからともなく現れる屋台。
私はこの場で、あったかいエモリエンテを頂いてきました。
鍋の中では松の葉っぱみたいなのが煮込まれています。
そこにシロップと何か色々出してくれて、このグラス一杯で1ソルでした。
お持ち帰りだと、ビニール袋に入れてストローさしてくれる東南アジアスタイルです。
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ジュースみたいに甘く、嫌味のある草っぽさは全く感じられません。
飲んですぐから体がポカポカして、少し汗ばむくらいです。
クスコでは登山続きでめちゃくちゃ疲れてるので、これ毎日飲んで体を癒そうと思います。

こちらはスーパーでたまたま見つけたエモリエンテの素。
おそらくこれ全部鍋に突っ込んで煮ればできると思われます。
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コカ博物館で見たコカの葉占い、ネットで調べたらなんと見つかりました。
30分で約30ドル、大変有意義な時間を過ごせました!
ここから英語で予約できます。
 

アンデスのおっちゃんがやってきました。
布を広げ、さらに占い用に神様を降ろす敷地を決める布を置きます。
そこにコカの葉を広げ、大地の神様パチャママをはじめとするインカの神様に祈りを捧げます。
この時使う言葉はケチュア語!
インカの人々が使っていた言葉です。
隣ではツアーガイドのお兄さんがケチュア語から英語にしてくれます。
クスコの住人の約20パーセントがケチュア語話者だそうです。
ツアーガイドのお兄さんは、おばあちゃんがケチュア語を話してるのを聞いて覚えたとか。
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祈りを捧げるのに使ったコカの葉から、綺麗なものを何枚か選びます。
占いは選んだコカの葉を放り投げて、その落ち方で運勢を見ます。
葉っぱが裏返しになったり、この黒いゾーンから外に出たらあまり良くない運勢です。
また、葉っぱの付け根と付け根が重なるのもよくないサイン、しかし先っぽ同士だったらいいサインだそうです。
なのでつまりタロットや占星術のような細かいリーディングというより、イエスノーを表すような割と単純なものです。
それに応じて質問の仕方と質問の内容も考える必要があります。
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私は、一般運、旅の運、仕事、お金、恋愛などについて聞きました。
一般運は、なんかあんまり良くないね、って言われているのが映像に残っています。
旅運は問題なし、仕事もお金も問題なし、恋愛はまだまだ先に出会う人と男の子を一人産むとかでした。
映像にはありませんが、一部センシティブな内容も質問したところ、葉っぱがいろんなところに飛んでいったり裏返ったり、思わしくない結果になる部分もあり、質問内容は考えないといけないなあと思いました。

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