酔う子のユーラシア大陸お散歩ログ

ソムリエで料理研究家の酔う子が自由気ままに世界で飲み歩く様子をお届け

続いて赤ワインです。
先日私がバンジージャンプをした近くのネメア、という生産地域。
もうお分かりの方もいる通り、ここの有名なブドウはアギオルディティコです。
IMG_4907

豊満なお花のような、チェリーのような香りがふわっと漂う素敵なワイン。
アギオルディティコは、ギリシャ到着日にホテルの近所のお店で買って飲んでみたんですけど、なんか鬼殺しを飲んでいるようなものすごい味で、イメージがよくありませんでした。
後から聞くと、ビオディナミで作るとそういった味わいになることがあるようです。
IMG_4910

最後に、マケドニア、ナウサはクシロマブノです。
この地図の丸の、海側ではなく上の方です。
IMG_4911

こちらは、ほどほどのタンニンがありつつチェリーのような甘みと、そこそこの酸味があります。
つまりはトマトです(日本のトマトじゃなくて地中海のトマト)。
IMG_4914

このタイプの本気のテイスティングは、やはりワインをある程度勉強した人の方が楽しめるものと思われます。
また、この日教えてくださったイローナさんは、ジョージア出身でソ連崩壊と同時にテッサロニキに移住し、今では会社員とソムリエを掛け持ちする素敵お姉さんです。
ジョージア、ロシア語分かる、ワイン好きって言う共通項がたくさんあり、わからない言葉はロシア語で補足しつつ、とっても話が盛り上がりました。
彼女が担当してくれたから、こんなにも楽しめたと思います!

アクロポリスほど近くにあるワインバーにて、ギリシャワインをグラスで一通りテイスティングできるクラスがあるのをトリップアドバイザーから予約しました。
もちろんワインは土着品種単一100パーです。
つまみはPDO、PGIに指定されたチーズたちと、サラミと、辛いつけもの。
特に松ヤニコーティングのチーズがとっても美味しくて私は好みでした!
FullSizeRender

まずギリシャのPDO生産地域をお勉強。
去年のちょうど今頃血眼で勉強したやつの復習です。
IMG_4890

まずは白ワイン、アッティカ地方です。
こちらで生産されるサバティアノ、という品種を頂きます。
サバティアノ、とは土曜日、という意味で、サバト、とかсубботаもそこから来ています。
このぶどうはかつて土曜日に収穫されていたそうです。
IMG_4892

こちらの白は2018年ながら味わい深く、柑橘や花よりもイーストの香りが強いです。
チーズと飲むとこれまた味わいがガラッと変わって大変面白いものでした。
IMG_4893

次はサントリーニ島のワイン。
サントリーニ島は活火山で、今だに火山灰が降り積もっています。
なので、フィロキセラもこの島のぶどうは侵食することができなかったとか。
また、火山灰やら鳥からぶどうを守るため、この島ではぶどうを覆っています。そのためぶどうの皮本体がとても緑が濃くなっています。
IMG_4897

飲んだぶどうはアシリティコという品種。
土壌が土壌なこともあってかなりミネラリーで、ほんのり海の味を感じます。
柑橘っぽいですが、全体的にあっさりしており、特に和食と合うとされています。
柑橘系の酸味と海っぽさが、ウマミっぽく感じるようです。
IMG_4901

最後の白ワインは、テッサロニキでつくられたもの。
テッサロニキはギリシャ第二の都市、常にアテネと張り合ってるそうです。
巨人阪神みたいだなと思いました。
IMG_4902

このワイン、香りがまさにジャスミン!ライチ!といったトロピカルなフルーツやお花のようです。
その割に味はドライでさっぱり!
スパイシーなアジア料理によく合う、とのことです。
外国人向けのタイ料理や、ココナッツミルクとシーフードを使った料理に合わせたいなあ、と思いました。
IMG_4906

前回来た時はまだ17歳、酒の味なんてわからないし、家でしか飲ませてもらえませんでした。
今回は思いっきり飲みます!

まざはレッツィーナ。
ぶどうの絞り汁の最後の方(よくないぶどうのことかよくわからなかった)をワイン同様に醸し、発酵中に松ヤニを加えて香りをつけます。
とはいえ飲んでもほぼ松ヤニっぽさは感じません。
むしろちょっと置いたサンセールみたいな味がします。
これは基本スブラキ屋とかケバブ屋によく置いてある安酒の類で、こちらではコーラで割って飲むのが一般的だそうです。
IMG_4792

ウゾ
ウゾはぶどうの絞りかすを蒸留した、いわばグラッパです。
そこにどのタイミングだかアニスを入れて香りをつけます。
水を入れたら濁る系の蒸留酒です。
ギリシャでは水割りかロック、もしくはチェリージュースで割るのが一般的だそうです。
写真のコーヒーウゾリキュールはお店のおばちゃんのイチオシです。

マスティーハ
これは松ヤニから作ったリキュールで、蒸留酒にシロップ?を加えた甘いお酒です。
松ヤニはギリシャではガムやらチーズやらに色々使われており、人気フレーバーの一つのようです。
これはレッツィーナとは違ってガッツリ松ヤニのさわやかな香りがします。
多分ギリシャのうまい蒸留酒一位かも。
IMG_4796

ビール
種類がほんとにたくさんあって、日本の比ではありません。
味わいはどれもほぼ薄めさっぱり系ですが、クラフトビールも作られていたり、苦いのも需要は一部あるみたいです。
IMG_4811

このページのトップヘ