ミラノから電車で約3時間、ヴェネチアに行ってきました。
電車で片道20ユーロの安いチケットだと、乗り換えが発生して、乗り換え先で席が取れなかったりします。
直行便だと大体50ユーロ、ちょっとお高いです。

到着し、駅を出たらすぐそこは運河!
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たくさんの小径と橋があり、橋は階段式のアーチになっています。
どこを撮っても絵になるのが本当にすごい。
街全体がテーマパークのようです。
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ここに一泊することも考えていましたが、荷物持ってここに来なくて良かった、、と心底思いました。
街の構造上、おそらくタクシーはほぼいません。

ベネチアに来た最大の目的は、牛肉のカルパッチョを食べること!
カルパッチョと言えば日本では生魚が主流ですが、それは落合務シェフが創作したイタリアンです。
実際は生の牛肉とパルミジャーノチーズとルッコラを重ね合わせたものです。

お肉の臭みは一切なく、血ぽさもなく、すごく素敵に下処理されてるみたいです!
ワインはバルドリーノ。
2018年と若いので十分空気に触れさせて飲みました。
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ここは冒険家マルコポーロの故郷。
生家がありますが、中を見学できるわけじゃないみたい。
マルコポーロのお墓があるとされる教会もあるようですが、教会はすでに閉業していたのと、マルコポーロのお墓が本当にどこにあるのかは分かっていないそうです。(曰: 聖マルコ教会のお兄さん)
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こちらは歌にもなっている聖女ルチア(サンタルチア)が祀られている教会。
中は写真禁止です。
祀られている、というか、本体がミイラ化されていらっしゃいます。
彼女は母親の病気を治すために祈ったところ、神様を見て改宗、その後慈善事業に勤しみます。
婚約者にもらった支度金も全部使って貧しい人に施しをするも、キリストのお嫁さんになるために純潔を守る彼女に婚約者はブチ切れます。
そらそうや。
ブチ切れた婚約者によってキリスト教徒であると告発され、拷問を受けて殉教します。
一説には両目を抉られて喉を切られたとか。
そのため目と喉の神さまとして祀られているようです。
いつも傷つけられたものの神さまになっちゃうキリスト教、ちょっと面白い考え方だなと思います。
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さて、観光はここまで。
帰りはバスで帰ります。
23ユーロでミラノまで直行してくれるので、実質電車のプラス3ユーロ乗り換えもなくて大変快適でした。
心配していた治安もそこまで悪くありません。
しかしこれがバスターミナルだなんて。。
見つけるのはめっちゃ難しいし、屋根もなくて気づかなかった。。
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ミラノのドゥオーモ。
私としては、ロミオの青い空のイメージです。
こちらもフィレンツェ同様入場待ちの長い列ができているのですが、今回はツアーで行列スキップできました。

ガイドさんの解説によると、こちらの教会の下側がゴシック建築で上がバロック建築、、建築様式には明るくないので逆かもしれませんが。。
作るのに長い年月がかかり、途中でデザイナーが変わったとかなんとか。
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中はバチカンのように豪勢ではありませんが、シンプルで素敵。
今日は8月15日、カトリックにおけるお祭りだそうで、ミサが行われていました、
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カトリックで興味深いのは、遺体を保存し、見せること。
もちろん顔なんかにはマスクがつけられているそうですが。
イスラム圏には遺体を保存して見せる習慣はなかったように思います。
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この教会で特筆すべきなのがステンドグラス。
色ガラスを組み合わせる伝統技法と、ガラスの上からペイントする後世の技法のもの、色々飾られています。
光がたくさん入るのが、伝統技法のものだそうです。
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パイプオルガンの大きさも、大変なもの。
今日は演奏がありました。
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祭壇右手には十二使徒の一人、バルトロメオの像があります。
彼は生皮を剥がれる拷問を受けて殉教したため、筋肉や血管がリアルに出ています、、
しかも体に巻いてる布見たいなやつは、自分の皮らしい。。
彼は皮職人さんたちの神さまになっているらしいですが、、
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ドゥオーモの見どころは、おもて面のみならず裏面の細工もとても美しいです。
夜は中からライトアップされてて美しいとのことです。
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レオナルドダヴィンチの絵画における最高傑作の一つと言われる、最後の晩餐。
ミラノのサンタマリアデッレグラッツィエ教会にあります。
この国地名とかにグラッツィエってよく使うけど、フィレンツェのグラッツィエ橋とかありがとう橋やし、この教会はありがとう聖母マリア教会なんでしょうか。
なんか毎日放送ありがとう浜村淳ですみたい。

この教会の歴史は古く、1500年代に当時ミラノを支配していたスフォルツァ家の当主ルードヴィコの妻のお墓として建てられたとかなんとか。
40を超えたルードヴィコに嫁いだのはまだ16歳の妻、その彼女が23歳で3人目の子供を産んだ時に亡くなり、ここに葬られたそうです。

その教会本体ではなく、離れにご飯を食べる部屋があり、そこに書かれたのが最後の晩餐でした。

これがサンタマリアデッレグラッツィエ教会。
ゴシック建築だとか。
その辺りがわかればもっと楽しいと思います。
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入場料は10ユーロなんですが、10ユーロ払って何ヶ月も前から予約しないといけません。
旅行会社を使ってチートすると、直前予約で40ユーロくらいで見れます。
今回は、最後の晩餐、スフォルツェスコ城、ドウォーモの優先入場までついて49ユーロの超お得パック3時間で回りました。

最後の晩餐が飾られてる部屋への入場時は、絵を守るため、水と大きな荷物の持ち込みは禁止されます。
チケットを見せれば、近くのコインロッカーをただで使わせてくれます。
鑑賞時間は15分、写真はOKです。

この絵は実際の建物と天井が続いてるように見せるように遠近法が使われていたり、実際の窓の位置と、そこから差し込む光の加減を考えて影がつけられており、単なる絵画技法や聖書の背景エピソードだけでないことを思い知らされます。
あたかもキリストたちがそこでお食事しているような雰囲気を作ろうとしたのではないか、とのことでした。
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この絵の後ろはキッチンになっており、キッチンの行き来を便利にするためにイエスの下の壁をぶち抜いたそうです。
ガイドのお姉さんはそれをStupidと呼んでました。
しかもキッチンからの湿気はなかなか絵に悪くて、カビとか生えちゃったようです。
絵の修復とは、以前までは上から色を乗せるだけだったのを、ごく最近19年ほどかけて顕微鏡を使って掃除したそうです。

対面にはこれまたキリストの磔の様子が描かれています。
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第二次大戦の空襲で、教会は焼けてしまったのですが、最後の晩餐とこの磔の絵だけ、超奇跡的に生き残ったそうです。
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鑑賞時間の15分をフルで楽しむため、しかもその余韻までたっぷり楽しむため、こうしたガイドツアーに参加したのは大正解だったと思いました。

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